あ、あれ


結局、前の記事に書いた子(Aとする)とは遊ばなくなって元々約束してた子と二人で遊ぶことになった。

そう、遊ぶことになったのは良い。



が、その子がA来なくて良かったと言い放ったとき一瞬全部が止まったと思う。耳障りだらけ渋谷の真ん中でその子の声だけがくっきり聞こえた。その口の動きまで頭の中に残っている。

元々、Aの事をプライドが高くて嫌いだったらしい。その子はそういう嫌いとかほとんど表に出すほうではなく、好きかどうでもいいという区分に分ける子なので何故か戸惑ってしまった。


私が傷つけられたと思っていたのは私が劣等感がひどいだけでなくAのせいでもあったのかもしれない。

そう思うと少し楽になったし、正直Aのことを良くなく思っている人がいる事が嬉しかった。(Aの性格はかなり近い関係にいないと分からない。その子以外は皆Aを良い子だと思っている)


夜までAについて語った。私から出る言葉はAに対する憎しみも少なからずあった。

一緒に遊んだ子は確実にAが嫌いだとはっきりしている。しかし私は散々Aの嫌なところを口にしたのにもかかわらず、どうしても嫌いになれなかった。細かくいうと「Aの事を嫌いになってもいいのかな」と思ってしまい、嫌いまで踏み切れない。散々Aについて話しときながら嫌いではないなんて卑怯だと自分でも思う。こういうやつは都合の良いときだけ友達の振りをする奴だし、まさしく自分に当てはまっている。


でも、どうしても、どうしても嫌いになれない。一緒に遊んだ子がAの事を言うとき、自分も共感するのに、その後にAを擁護してしまう。


遊んだ日からずっと考えていたがよく分からない。自分があの時このような行動したかしか分からない。